SNSのトレーニングは無闇に真似するのは危険?
以下の様な事があなたの周りで起きていませんか?
SNS上でこの人のトレーニング面白いから自分も真似てやってみよう。
やってみたはよいものの次の日身体が痛い。
その結果、暫くトレーニングが出来ずにパフォーマンスが落ちてしまった。
なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
それはトレーニングの最適負荷が各個人で異なる事が原因です。
私もトレーニングを真似して頂く事が多いので、SNSのトレーニング時の注意点について私なりの見解を述べさせて頂きます。
トレーニングの最適負荷は体型や年齢性別、体組成、運動経験の有無によって異なります。
例えば、
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素人がいきなり毎日のジョギングを始めて膝を痛めてしまった。(ジョギングは負荷の弱いプライオメトリスクの連続なので怪我をしやすい)
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インフルエンサーが行なっているメニューでセットを組んだら怪我をしてしまった。
逆に言うと普段からマラソンの大会などに出ている人がウォーキングを行っても思う様な効果は得られませんし、
ジムでのトレーニング歴が長いトレーニーが自重トレーニングだけでパフォーマンス向上を狙うのは遠回りで非効率です。
つまり、その人の身体と目標に合ったトレーニングの負荷を選択して処方してあげなければ身体パフォーマンスは高まらないという事です。
さらに、記録の成長と共に徐々に負荷を漸進させていく必要があります。
ですので、負荷の高いトレーニングに挑戦する心意気は素晴らしい事ですが、自分の能力を過信しすぎずに定期的に基礎を見直す時間を作ることをお勧めします。
例えば私のInstagramやTikTokのトレーニングを真似してやって頂く時の注意点の1つが「負荷を下げて身体を慣れさせる」です。
重りを持ったジャンプトレーニングであれば、
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重り無しの自体重ジャンプ無し
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重り無しの自体重ジャンプ有り
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軽い重りでジャンプ無し
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軽い重りのジャンプ有り
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最適負荷のジャンプ有り
という1〜5の流れで負荷を漸進させていく必要があります。
成長を急ぐあまりいきなり高い負荷をかけてしまうと怪我のリスクは高くなりますし、トレーニング効果も薄れてしまいます。
やはり、本気で競技力や身体パフォーマンスの向上を狙うのであれば1人では限界があります。
オンラインでも良いので専門的なパーソナルトレーナーについてもらうのが良いです。メニューを組んでもらったり、フォームをこまめに添削してもらったり、日々のトレーニングや身体動作について質問ができる環境に身を置く事が重要です。
専門の知識を持ったトレーナーとマンツーマンでコミュニケーションを取りながら質の高いトレーニングをする事が目標を達成する最も近道な選択です。
特に瞬発力向上の為のプライオメトリスクトレーニングは負荷の高いものが多く、メニューの選択が難しい種目の1つです。
計画的にメニューを組んでいかなければ怪我のリスクは高まります。
そんなプライオメトリスクトレーニングですが、怪我なく安全に始める為にいくつかの基準をクリアしている必要があります。
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